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ホームページ制作を外注する際、イラストもあわせて制作会社に依頼できるのか

ホームページに使うイラスト

こんにちは。ワード社のブログ担当、ヤッチです。

ホームページ制作の現場にいると時々お客様から「写真は用意できないので、イラストで対応できますか?」というご要望をいただきます。

サービスの開始前で具体的な写真が手元に無かったり撮影できなかったりするケース、また世界感を表すのに写真よりイラストの方が最適なケースですね。

もちろん可能です。

ただし、世の中のすべてのイラストには、著作者の権利を守るための著作権が設定されています。

当然ですが、世にすでにあるものを無断で使用することはできません。ネットから取ってきて勝手に使うということはできないのです。

ですので、通常はいちからイラストレーターさんにお願いして制作していただく流れになります。

そのような場合は私たちが手書きで構図などのラフを創作して、イラストレーターさんに描いてもらうので、著作権上は何の問題もありません。

費用についてはケースバイケースですが、写真撮影するよりは安くなることが多いように思います。

最初は、こんな感じに簡単にメモ書きしたものが…

下のようなカタチにプロの手で仕上げられていきます。
※画像は色付け前。岡山の特徴を出すためにディレクターが朱書きを入れています

また、イラストにはホームページのイメージを決定づけるものだけではなく、小さな挿絵だったり、デザインに雰囲気を演出したいだけだったりで、イラストそのものに意味はない場合もあります。つまり、費用をかけて制作するまでの予算が取りづらい場合もあるんですね。

そんなときはストックフォトサービスのイラスト版が使えます。そのまま使ってもOKですし、利用規約の範囲であればアレンジをして使える場合もあります。

私たちはAdobe stockと契約しているので、お客様に代わってこのストックサービスの中からイラストを選んで使用します。

検索窓に「イラスト ●●」と打ち込めば多様なイラストが出てきます。

Adobestockキャプチャ

https://stock.adobe.com/jp/

※ストックフォトサービスによって利用規約が異なります。ご自身で利用する際は規約を熟読してください。また、著者の意図に反する使用の仕方、著作人格権を侵害する行為はいかなる場合でも禁止されています。

ただ、どうしてもストックフォトのイラストは汎用性高く制作されているものが多いため、挿絵的には使用できますが、ホームページ全体のイメージ設定に使用するのには向いていません。

その場合、イラストの活用法としてあまり知られていないやり方がひとつあります。それは、著作権の切れた有名イラストを使用するという方法です。

実は、有名なイラストであっても著作件の保護期間が満了している作品であれば利用することができるのです。

著作権の保護期間は、原則、著作者の死後50年とされています(映画など一部例外あり)。

今回のブログのアイキャッチは葛飾北斎の「富嶽三十六景」ですが、当然、保護期間は満了しているので使用可能で、アレンジもできます。

※他人のサイトに掲載されているものを無断でダウンロードして流用はしないようにしましょう。許可されているサイトから取得するようにしてください。

主に海外の美術館のサイトが多いですが、日本の絵画なら以下のようなサイトがあります。

商用利用サポート事業として運営されていますので、申請すれば活用できるようです。

https://www.city.itabashi.tokyo.jp/artmuseum/4000566/4000570.html

もちろん、先のAdobestockのようなフォトストックサービスにも著作権切れの作品はたくさんあります。

少し特殊なケースですが、誰もが知る有名なイラストをアレンジしてうまく使えば、ホームページの印象付けにはもってこいですね。

さて、いかがだったでしょうか。

ホームページを制作する際、お客様の作りたい内容によって写真撮影なのかイラストなのか、どちらが適しているのかをヒアリングしてご提案させていただきます。

分からなくなった場合はお気軽にご相談くださいね。