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ターゲットをホームページに集めたいなら「検索キーワード」が大切

制作したホームページへの流入数を確認する女性

こんにちは。ワード社のブログ担当、ヤッチです。

さて、皆さんは自社のホームページに来訪するユーザーが、何を求めてやって来ているのかを把握できていますか

「小売りの会社なのだから、買い物目当てだろう」「BtoBの会社だからウチと取引したい企業じゃないの?」、そんな声が聞こえてきそうですね。

でも本当にそうでしょうか。ホームページを起ち上げたからといって、それだけで思惑通りのユーザーを集められているでしょうか。

まず、多くのユーザーは「検索窓」にキーワードを打ち込んでホームページに来訪するということを思い出してください。

当然、ページに掲載するテキストに狙いたい検索キーワードが入っていないと検索結果のページに表示されることすら難しいでしょう。

さらに困難なことは、キーワード対策を実施しているホームぺージであって、狙い通りのキーワードで誘因できていたとしても、来訪するユーザー群が狙い通りの対象者であるとは限らないという事実です。

もし狙ったキーワードで来訪しているのに、購入や問い合わせにつながらない場合は、そもそも想定キーワードが間違っていないかどうかを確認してもよいと思います。

では実例を挙げてみましょう。

私たちの運営するレコメンドメディアには「妊婦向けバランスボール」を紹介する記事があります。

「妊婦 バランスボール おすすめ」といった検索キーワードでは検索順位でなんと2位を獲得(2021年9月現在)。

この検索キーワードを打ち込んだ方ならまず訪れるページになっています。

腰痛に悩まされる妊婦さんは多く、バランスボールがその解決策になるということもリサーチし、医師の監修も入れ、その使い方も取材した上で記事を公開しました。

結果はどうだったでしょう。検索順は上位を獲得し、流入ユーザー数も他掲載記事より多かったにも関わらず……まったく売れていませんでした。

意図が分からず困る女性

そこで、アナリティクス使ってセッション継続時間(記事を読んでいる時間)と記事の読了率(記事を最後まで読んだかどうか)を計測し、記事が本当に読まれているのかどうかを確認することにしました。

結果、どちらも高い数値を示し、記事はしっかりと読み込まれていることが確認できました。

次に、以前の記事で紹介した「Googleサーチコンソール」を開きました。ここで検索キーワードに「バランスボール」と打ち込んで、どのようなキーワードで来訪があったのかを調べたのです。

その結果、上位のクエリ(検索ワード)に表示されたのが「妊婦 バランスボール 使い方」でした。

ここから、すでにバランスボールを持っている妊婦さんが、バランスボールの正しい使い方を検索してやってきていたのではないかと考えられます。

つまりバランスボールを「買いたい」という人より、「使い方を知りたい」という人たちを集めてしまっていたのです。

SEO対策の世界では検索キーワードのみでユーザーと対話をしますから、こういった齟齬が生まれやすいんですね。

原因が分かった後は、速やかに記事の内容を修正する必要があります。

私たちのレコメンドメディアでは「使い方」のパートをよりシンプルにし、記事後半に移動させ、必要な人にだけ読んでもらう構成にしました。

それにあわせてキーワードも「買いたい」につながるものへ修正しています。

これにより、毎月コンスタントに販売実績が出るようになりました。

「買いたい人」を集める場合、「使い方」のテキストはあまり必要がなかったということですね。ここでは選ぶポイントなどを記載すべきだったのでしょう。

ホームページのSEO対策について話し合うメンバー

もうひとつ大切なことがあります。

検索キーワードが重要であるとお伝えしましたが、むやみやたらと検索キーワードを投入しても意味がありません。そこには統一感が必要です。

Googleは掲載されているキーワードによって、そのサイトが「何者であるか」を判断していると言われています。あまりにも方向性の違うキーワードを入れ込みすぎるとGoogleが混乱して順位を下げてしまう可能性があるのです

多様なキーワードで自社に集客したいという気持ちは分かりますが、それが逆効果になりうるということも知っておいてくださいね。

いかがだったでしょうか。株式会社ワードでは、狙いたいキーワードによって記事を制作していくライティング業務も受託しています。

気になる方は以下よりお問い合わせください。